シェアードメディアは2024年11月に株式会社ピーク・トラックの金井篤史が提唱。
自社で運営する「オウンドメディア」に対し、複数の事業者(主に同業者)同士が協力して運営するメディア(サイト)
をシェアードメディアという。
シェアードメディアの目的
中小規模の事業者はホームページ以外にオウンドメディアを所有するのは困難であるが、複数の事業者が協力して運営することで所有(シェア)することが可能。
シェアードメディアは対象読者(見込み客)にとって価値のあるコンテンツを提供することで多くの見込み客を獲得し、各運営会社のサイトに見込み客を誘導する導線となる。
シェアードメディアのメリット
シェアードメディアの運営主体はその業界の事業者であり、プロフェッショナルである。
例えば結婚相談所を例にすると、シェアードメディアは結婚相談所や婚活をテーマにしたサイトとなるが、各結婚相談所の主催者などがシェアードメディアにコンテンツを提供する。
各結婚相談所の主催者は婚活に関してプロフェッショナルであるため、読者(見込み客)に対して価値のあるコンテンツを提供することができる。
ここでいう「価値のあるコンテンツ」とは、婚活者にとって有益で正確な情報であり、それは結果的にコンテンツSEOに共通するものである。
一般的にオウンドメディア※を運営する場合、そのコンテンツを提供するのは必ずしもそのテーマにおけるプロフェッショナルではなく、ライターがネット上の情報をまとめてコンテンツを提供する場合が多い。このようなコンテンツは文章として良く纏められているものの、「独自性」に乏しいものになりやすい。
それに比べるとシェアードメディアはその世界のプロフェッショナルがコンテンツを提供するため、独自性もあり、かつ高品質なコンテンツが期待できる。
※ここでいうオウンドメディアの意味は、一般的な自社のウェブサイト(コーポレイトサイト)ではなく情報メディアなどを指す。下記サイトの説明が的確なので引用する。
広義で解釈すればホームページもオウンドメディアのひとつであると言えます。しかし、昨今「オウンドメディア」と呼ばれるときは、ブログや情報サイトのようなWebメディアを意味することが多く、「オウンドメディア運営」をマーケティングチームが担い、コミュニケーション施策の一つとして実施されているのをよく見かけます。
SATORIのサイトより引用