ホームページの世界はリンクでつながれています。そしてリンクはSEO的にもとても重要で常に話題の中心になっています。リンクについて理解することは自体は決して難しいものではないのですが、SEO対策に有効なリンクと言う意味では多少複雑でもあります。

以前は効果のあったリンクの方法が今は効果がなかったり、逆にマイナスに働いてしまう場合もあります。そして今効果のある方法も、将来ずっと効果があるとは限りません。大切なのは、常にアンテナを張って情報をアップデートし続けることと、間違った情報や古い情報に惑わされないようにすることです。

先ずはURLについて

リンクについて説明する前に、重要なキーワードを確認しておきましょう。それはURL(ユーアールエル)です。

https://~で始まるアレのことです。

URLの説明
Yahoo Japanより

この画像の使用についてはこちらをご覧ください

「アドレス」なんて言われることもあり、文脈からそれでも通じますが、できればURL(ユーアールエル)と呼んであげてください。

ホームページは少なくとも1ページ以上のページで構成されていますが、その1ページ1ページに必ず固有のURLが付きます。複数のページに同じURLが付いていることはありません。

リンクとは?

リンク(link)の元々の意味は、「何かと何かをつなげる」という意味です。そしてホームページの世界では、正確にいうとハイパーリンク (hyperlink)と言います。と言っても、私も今書いていて「そう言えばそう(ハイパーリンク)言うんだっけ」と思い出した位なので、あまり覚える必要もなく「リンク」で十分です。

さて、繰り返しますがホームページの世界はリンクで形成されていて、そのリンクにはURLが使われます。
ホームページを作ったり、そこにページを増やしたり、あるいはブログを運営したりという経験が無い方はほとんど意識をしたことがないかもしれません。

しかし普段ネットで様々なホームページを閲覧している際には、必ずこのリンクをたどっているのです。

あるホームページを見ていて、その中の他のページを見る際にもリンクをたどっていますし、そこから他のホームページに移動(遷移)した場合もリンクを辿っています。

何かを検索した時にはたくさんの検索結果が表示されますが、そこに列挙されている様々な情報も全てリンクが形成されています。

ここからは、自社でホームページを運営するという視点で、イラストを交えながら、もう少し詳しく説明していきます。
ホームページを作る際には、一般的には1ページずつ作っていきますので、まずその1ページを作ったとします。

作ったページをネット上に公開する時には、先ほど説明したようにURLが必要なので、適当なURLを作って公開します。今回は“https://abc/page1”と付けることにします。ちなみにこの場合はabcがドメイン部分になり、ここはどのページも共通になります。自由に変えられるのはその後ろの部分(page1)です。

1ページだけでもホームページとしては成り立ちますが、一般的には複数のページを作りますので、次に別のページを作ったとします。

そのページを“https://abc/page2”とします。

これでpage1とpage2の2つのページが出来上がりました。しかしまだこの段階では2つのページはつながっていないのでバラバラです。

バラバラだとどうなるかというと、例えばpage1を見ただけでは、他にpage2があることが伝わりません
そこでpage1を見てくれた人に、page2があることを教えてあげるために、page1のどこかに、page2へのリンクを記載するのです。

そうすることで、はじめてpage1とpage2はつながります。

page1からpage2へリンク

これで、page1の内容を読んでいた人が、page2へのリンク「ページ2はこちら」の文字をクリック(またはタップ)するとpage2が表示されるわけですね。

ここで一つ大事なキーワードを覚えておきましょう。それは発リンクと被リンクです。

発リンクと被リンク

先ほどの例でいうと、現段階では“page1からpage2にリンクをした”という状態になっています。逆に、“page2はpage1にリンクをしてもらった”という関係になります。このように、リンクはある場所からある場所に一方的につなげるという構造になります。

これがSEO対策的にはちょっと重要で(以前は超重要でした)、よく理解しておいてください。大事なポイントは、繰り返しますが、“page1からpage2にリンクをした”、そして“page2はpage1にリンクをしてもらった”という一方的な関係です。

もう少しいうと、page1を見た人はpage2に移動することができますが、page2を見た人にはpage1へのリンクが無いのでpage1を見ることができない、という関係になります。

そして、この例で言うとpage1はリンクをした方なので、このリンクのことを“発リンク”と言います。そしてpage2はリンクをされた方なので、これを“被リンク”と言います。

相互リンク

さて、page1からpage2にリンクをしましたが、これは一方的な状態で、page2からpage1にいくことはできません(今は「戻る」は考慮しません)。最初に見たページがpage2だった場合、そこからpage1を見ることはできないのです。

そこで、今度はpage2からpage1へもリンクをすることにしました。

相互リンクの状態

ここで初めてpage1とpage2は相互に行き来することができるようになりました。
この状態を“相互リンク”と言います。
このようにして、ページとページはリンクをすることでつながり、ページ間の移動ができるようになります。

トップページだけはちょっと特殊

さて、リンクについて少しわかったところで、もう一つ大事なことがあります。

ホームページの構造上、実はトップページだけは特殊なのです。トップページは、“親ページ”と考えるとわかりやすいかもしれませんが、すべてのホームページにはこの“トップページ”というのが存在します。

そして先ほどの例でいうと、トップページのURLは“https://abc/”となります。そしてそれ以外のページのURLが、“https://abc/xxx/”となります。

つまり、トップページは親ページで、それ以外のページは“子ページ”になります。ちなみに子ページは“サブ(sub)ページ”とも“下層ページ”とも言われます。

このようにホームページは、一つのトップページと、複数の子ページによって形成され、通常はそれぞれがリンクと言う関係でつながっているのです。
本に例えるとわかりやすいと思いますが、トップページは本で言うと表紙にあたります。表紙はどんな本にもありますし、表紙を見るとどんな内容の本なのかがある程度わかりますよね。

ホームページとホームページのリンク

これまでは、一つのホームページ内のページ同士のリンクについて説明しましたが、もう一つ大事なリンクがあります。

それは、ホームページとホームページのリンクです。

例えば、文房具店のホームページがあったとします。そのホームページの中に、例えばコクヨとかゼブラの商品を紹介するページがあります。そして、その各商品のページに、コクヨのメーカーのホームページにリンクをして紹介するというケースが有ると思います。

これは、文房具店のホームページからメーカーページへの発リンクになります。

また、コクヨのメーカーのページでも、“お取り扱い店舗”というように、コクヨの商品を取り扱っている文房具店の紹介をしてたとします(実際にしているかどうかは知りませんが)。その紹介ページから文房具店のホームページにリンクをしていた場合、コクヨから文房具店への発リンクということになります。

そして、この結果文房具店からも、コクヨからもお互いにリンクをしあっていることになるので、これも先ほど記載した“相互リンク”ということになります。
実際のところ、相互リンクは、SEO対策の現場ではホームページとホームページのリンクで使われることが多い言葉です。

リンクは紹介であり、人気投票でもある

ホームページとホームページのリンクが何故行われるのかというと、主に“紹介”のためです。

先ほどの例でいうと、文具メーカーのコクヨは、自社の商品を取り扱ってくれている文房具店を紹介するために、その紹介ページを作っていたとします。紹介するページを作っただけでも“紹介”という行為は成り立ちますが、その文房具店がホームページを持っていれば、通常はそのホームページも紹介(リンク)すると思います。

このように、リンクの目的は紹介です。

ところで、コクヨというメーカーさんは大きいメーカーさんですし、文房具店に限らずいろいろなホームページで紹介(リンク)されていることは容易に想像できます。

ブログからもリンクされているでしょうね。
つまり、たくさんのホームページからリンクをもらっている(被リンク)わけです。そう考えると、リンクというのはある意味“人気投票”でもあります。

いろんなホームページからリンクをされているホームページは、人気のあるホームページということになります。

これがSEO対策的にはとても大事なポイントになります。

SEO対策としてのリンクについて考える

SEO対策では、基本的には人気のあるホームページほど上位に表示されやすい傾向にあります。
ですから、SEO対策で自社のホームページを有利に上位表示させるには、たくさんのホームページがら紹介(リンク)してもらう(リンクを獲得する)と良いのです。
ではどうすればたくさんのリンクを獲得することができるのでしょうか?
ここでいくつか紹介していきます。

お願いする

ワンポイント

SEOの世界では、リンクを獲得することは重要ですが、このリンクを獲得していくことを「リンク構築」と言ったり、「リンクビルディング」と言います。

また、自分のホームページにリンクを張ってくれているリンク元のことを「バックリンク」とも言います(=被リンク元)。

他のホームページ運営者に、自社のホームページを紹介してもらうようにお願いするのです。
例えば文房具店さんなら、先ほどの事例のようにメーカーさんにお願いして紹介してもらうという方法もあるかもしれませんね。

協会や組合などの団体に所属しているような事業なら、その団体のホームページで紹介してもらうのも良いです。地域の商工会議所なども良いかもしれないです。

それ以外にも、知り合いなどでホームページやブログを運営している人がいれば、その人にお願いして紹介してもらうこともできるでしょう。
そうやって紹介したりされたりするのがSEO対策では効果が有ったので、以前は「リンク集」のページを設けているホームページも多く存在しました。

「相互リンク大歓迎」というページも良く見ましたが、最近はすっかり見かけなくなりましたね。これは、それまでの「相互リンク」というのが効果が無くなってしまったからです。

実はリンクとSEO対策には相反する難しい問題があるのです。

それは、さきほども触れた「人気投票」というのに関係してきます。
リンクをしてもらう(被リンクを獲得する)ということは、相手からリンクをしてもらう行為になります。しかし、一方的にリンクをしてもらえるケースは多くなくて、こちらも相手に対してリンクをする必要がある場合が多いです。つまり、一方的にリンクしてもらうだけではなくて、相互リンクということになります。

ただ考えてみると、人気投票と言う意味ではお互いにリンクするより一方的にしてもらうだけの方が人気があるとも言えますよね。

そうなんです。実はリンクはお互いにし合うより、一方的にもらったほうがSEO対策でも有利だったのです。
でもどうでしょう?自分はリンクしないけど、相手にはお願いするなんて、そんな都合の良い話はあまり受け入れられないですよね?
その結果、みんなリンクをお願いすることをやめてしまったのです。

しかし、最新のSEO対策では必ずしも相互リンクに効果が無いわけではありません。以前のリンク集のように、ただリンクをするだけでは効果はなく、紹介の仕方を変えればリンクはした方が絶対に良いのは間違いないです。

自分でリンク元を作る

ある意味自作自演のようでもありますが、やり方によっては正しい場合もあります。それがただ単にリンク目的だけではなく、「世の中のため」であれば積極的に行いたい施策です。

具体的に説明すると、自社のホームページ以外にも別のホームページを作るのです。複数の事業をやっている事業者様だとイメージがつきやすいですね。例えば、ある会社では飲食店を経営していますが、それと同時に食品の卸業もやっているとします。

この場合、飲食店のホームページとは別に、卸業のホームページを作るのは自然な流れです。そして、卸業のホームページから、自社が経営する飲食店のホームページにリンクをすれば、飲食店のホームページは一つリンクを獲得したことになります。

さらに、コーポレイトサイトを作るのも良く行われている施策です。

では、複数の事業を行っていないとダメかというと、そんなことは全くありません。アイディア次第です。

例えば、歯医者さんの例ですが、自院のホームページ以外に歯科矯正に関して役立つホームページを別に作ります。この歯科矯正に関するホームページは、自院の宣伝のようなことは一切せず、あくまで世の中の人に役立つホームページを目指して作ります。

場合によっては、他の歯医者さんも紹介してあげるくらいの方が良いです。

そこに、自院の紹介ページも入れることで、やはりリンク先が一つ増えますし、同時にやり方によっては自院の集患にもつながります。

これは実際に様々な業界で行われていることで、成果も上がっています。というか、競争率の激しいキーワードで上位表示している企業の多くは複数のホームページを運営しています。

ただ、複数のホームページを持つという事はそれなりに費用も労力もかかりますので、十分に検討してから行う必要があります。

また、GoogleはSEO対策を目的とした過剰な相互リンクはダメだと言っているので、やり方によっては検索順位が下がるなど、マイナスになることも有りますので注意が必要です。

リンクを購入する

さて、ちょっと余談にもなりますが、大事なことを少し説明します。

実はリンクは購入することができるのです。

一方的にリンクをされた方が良いと言うところに目をつけたSEO業者さんは、“リンクを売る”というビジネスを思いつきました。

「1000リンク〇〇円!」というような価格設定で、たくさんのリンクを獲得できるのです。

これは実際にそうすることで効果が出ていた時代もありました。しかし、そう言うテクニックをGoogleは嫌います。意味のないリンクをたくさんもらっているようなホームページは上位表示どころか、全然表示されなくなってしまうような事態になってしまったのです。ネットの世界からそのホームページが消えてしまうような事態です。

余談と言ったのは、さすがに最近はリンクを売っている業者さんもだいぶ少なくなったからです。ただ、全くいなくなった訳ではありませんし、そういう業者さんにひっかからないためにも覚えておいた方が良いので記載しておきました。

いずれにしても、SEO対策目的で、お金でリンクを買う行為はGoogleも明確にダメだと言っているので手を出さない方が賢明です。

ワンポイント

以下、Googleの説明を引用します。

Google は、ウェブページの関連性を判断するための重要な要素としてリンクを使用しています。Google 検索の検索結果ランキングを操作することを目的としたリンクは、リンクスパムと見なされる場合があります。これには、自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。リンクスパムの例としては、次のようなものが挙げられます。

ランキングを上げることを目的としたリンクの売買。次のようなものが挙げられます。
リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする
リンクに関して物品やサービスをやり取りする
特定の商品について記載してリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を送る

https://developers.google.com/search/docs/essentials/spam-policies?hl=ja

ただ、リンクの購入にお金を払っているかどうかをGoogleはどうやって知るのでしょうね?

そうなんです。例えば知り合いがホームページを持っていたとして、その人にお金を払ってリンクをしてもらってもGoogleにはわかりませんよね。

ただそうなると、今度はSEOの話ではなくてステルスマーケティングの話にも関わってくるので話がややこしくなってしまいます。なのでここでは触れません。

ただ一つ言えることは、SEO対策を行っているマーケターの多くは、リンクが重要だと言っているので、何らかの方法でリンクを増やすべきという事だけは事実です。

紹介したくなるような良いホームページを作る

実はこれは最新のSEO対策の根本でもあります。結局のところ、他の人が紹介したくなるような価値のある良いページを作っていくことが何より大事なのです。

これは今に始まったことでは無いのですが、さきほどのリンクを買う行為がダメになったように、SEO目的だけに何かをする行為はGoogleから嫌われてしまい、順位を落とされてしまうのです。
Googleが言っているのは、

「そうじゃなくて、検索している人の意図に沿った、価値のあるページを作ってくださいね」と言っているのです。

要するにセコいやり方をするな、真面目にやれということです(笑)

ただ、そうは言ってもこれすごく難しいですよね?先ほどのように、文具メーカーさんなら大したページを作らなくても商品の紹介ページだけ作っていればいろんな人や企業がリンクをしてくれるでしょう。

しかし、メーカーでは無い文房具屋さんが作ったページを紹介してくれるような人や企業ってそんなにたくさんありますか?

そうなんです。価値の有るページを作ってリンクしてもらえるのって、決して簡単なことでは無いのです。

でもご安心ください。

SEO対策の基本は、検索結果において競合他社と比較してどの順位にいるのかを知り、なぜ他社が自社より上にいるのかを調査・分析(SEO対策の競合調査)して、それに合わせた対策をすることで他社より順位が上になれば良いのです。

つまりコクヨより上位に表示する必要はなく(もちろん上にあると良いですが)、他の文房具店のページより上に有れば良いということです。

そう言う意味で他社と条件は同じですから、少しでも努力をして価値の有るページを作ることは大事ですし、少しでも紹介してもらえるところを増やすことも大事なのです。

リンクの獲得は今でも超重要

特に“相互リンクは意味がない”というのが広まり、それが“リンクしてもらっても意味がない”という間違った噂になって広がった今、リンクを構築していくことは、より他社とのSEO上の差別化になり、有利になる可能性もあると言えます。
リンクはホームページの世界の根幹であると同時に、Googleにとっても根幹です。Googleロボットはリンクを辿って情報(ページ)収集しています。

リンクしてもらえば何でも良いと言うわけではない

ここまでリンクを獲得する話をしてきましたが、実はリンクしてもらえば何でも良いと言うわけではありません。先ほど書いたようなリンク集はもちろんですが、そうでなくても関係性の低いページからのリンクはあまりプラスにはならないと言われています。

例えば(コクヨさんばかり例に取るのもなんですから、今度はゼブラさんにしておきますが。)文房具店のホームページでゼブラの商品、例えばボールペンの紹介ページを作ったとします。

このページの検索順位を上げたいと思ったら、これに他のホームページからリンクをしてもらうと良いわけです。このとき、メーカーさんであるゼブラのホームページからリンクをしてもらえれば効果は高いです。しかし、例えばその文房具店の隣の定食屋さんのホームページからリンクをしてもらっても効果は低いです。なぜなら、ゼブラの商品と定食屋さんのホームページではその内容に関連性が無いからです。

ですが、例えば文房具マニアの人が運営しているブログから紹介してもらうのは効果が高い可能性があります(ただしブログの形態にもよる)。

また、リンクの話題からは外れますが、価値のあるページを増やすことは、単純にそのページを見に来てくれる人が増えることにつながります。見てくれる人が多ければ、それはそれでGoogleの評価が上がる可能性があります。

発リンクも重要

先ほど“人気投票”の話をしましたが、それに関連して、発リンク(こちらから相手にリンクをする行為)はSEO上マイナスになるという現象がありました。

一方的にリンクをもらう方が良いということは、裏を返せばこちらからリンクをしない方が良い訳で、実際その方が良かった頃もありました。

しかし、今はそんなことはありません。逆に、自社のページから、他のホームページへのリンクが有った方が良いのです。

ついでに言うと、自分のホームページの中の他のページへのリンクも有ったほうが良いです。

ワンポイント nofollow属性について

少しSEO対策に詳しい人なら、nofollow属性についてご存知の方も多いですね。ここでnofollow属性について詳しく説明はしませんが、それがSEO対策に効果が無いのか?という点について説明しておきます。

リンクをしてもらった方が良いと書きましたが、実は「無料のブログなどからリンクをしても、リンクとしてはみなされない場合がある」という話しです。無料ブログだけでなく、リンクをして紹介してくれるサイトの多くにはこのような、「リンクをしてもらっているのにSEO対策上はリンクとみなされない」というケースが多々あるのです。

しかし、これもあまり気にせず、リンクしてもらえるならしてもらった方が良いですし、実際に効果が認められるケースも目にしてきました。

最後に、個人的に思うこと。

SEO対策は結局のところ、Googleに気に入られるためにやっていることです。残念ながら私たちはGoogleに支配されていて、これは今後も続くでしょう。

とは言え、Googleは基本的に世の中の役に立つことをしようとしている訳なので、Googleの意に沿ってSEO対策を考えることは、結果的にそれも世の中のためになることだと言えます。

ですから、SEOを考えた時にはGoogleが言っていることを理解し、またどうすればGoogleに気に入ってもらえるかと想像しながらやっていくのがSEO対策です。

ただ、個人的にはそればかり考えてページを作るのは面白くないときもあります。

例えば今読んでいただいているこのページ。リンクについて説明しているページですが、SEO的に考えると実はマイナスなことをしている可能性があるのです。

それは、“リンク”という言葉を使い過ぎていることです。

実はキーワードをたくさん使い過ぎると不利になると言われていて、○%位が良いという指標があります(最近はこれもあまり関係なくなってきました)。

何故このようなことをGoogleがしているのかというと、以前はとにかくキーワードをたくさん入れるとSEOで有利になった時代があったからです。それで、意味もなくキーワードを無駄に繰り返し繰り返し記載して上位に表示させていました。

そこでGoogleは、やたらとたくさんキーワードを入れるページの評価を下げるようにしたんでしょうね。

でもどうなんでしょう?

リンクについて説明しているのですから、その言葉がたくさん使われるのは当然ですし、頻度を意識してページの文章を書くのも本末転倒な気がしませんか?

いずれはそんな事を気にする必要がなくなると思うので、あまりSEOの技術的なところばかりを意識せず、ページを作っていくのも個人的には悪くないと思っております。